#Ⅱ-4 中国タイトル「照片中的她们(THEM IN THE PHOTO)」
日訳:「写真の中の彼女たち」
※大会員になりました( ◜ω◝ )
5話くらいから有料会員のみの視聴になるはずなので早めの入会。おそらく天官賜福2期も始まるだろうからちょうどいい。追記:2023年9月末時点で1話以外全て大会員限定公開に切り替わっている。
あと1期の日本版BDも買ったのでちゃんと見直したい。時間が欲しい。
追記:円盤のポイントはS1-12話(「光をくれる人」)がノーカットオリジナル版で収録されていること。原作である中国版はネット配信のためか各話の時間がバラバラで、短い話の時はOPEDを入れても20分ほどの回もある。この場合は日本版ではダイジェストをアバンに入れるなどして対応しているが、逆に日本の放送枠である23分を超える回はシーンを削る必要がある。そしてS1-12話「光をくれる人」は約30分もあるため、日本の放送版は約7分もシーンが削られている。日本語吹き替え版のノーカットオリジナル版を見るためには、現状では円盤を買うしかない!
・作画スタッフ
脚本(剧本)は李豪凌、絵コンテ(分鏡)は張予夏。
今回は瀾映画ではなくCMC MEDIAという韓国のアニメ制作スタジオが制作してるっぽい。CMC MEDIAは百妖譜(2024年に日本版公開予定)の制作をしているところだ。
・写真の中の彼女達
4話は赤眼から渡された写真の中にダイブする回。OPのイメージにあったUFOキャッチャや古い町並みなども登場し、繋がってきた感じがする。
「”彼”はフードとマスクを被っていて故意に容貌を隠していた」
陸光は他(彼)って言ってますが、写真は少女とその母親と思われる女性。性別が分からなかったので「彼」と言ったと思われる。
小希(Xi xī)と呼ばれている少女。口がきけないようだが、緘黙症などの心理的な問題なのか、言語障害なのかは現時点で不明。耳は聞こえるし話も理解できるようだ。関係ないけど小時(Xiǎo shí)と音が似ていて聞き取りづらい。
陸光病室前。3人体制で警護にあたるんじゃなかったんか……?
・小区
小時が見た診療所名や付近の店名から推測すると、彼女たちは南德小区という地域に住んでいるようだ。地図から察するに診療所は小区の外だろうか。
小区は日本でいう団地や居住区のようなものだが、出入口以外は隔壁されており、登録された住民しか出入りできない場所をいう。マーケットや保育所などもあり、小区内から出なくても生活できるらしく、かなり規模が大きい。
日本にない中国の「小区」「花園」って何?家を決める時に注意することは?: 深セン・香港の観光旅行生活情報局
先のコロナ禍では中国は厳格なロックダウン政策が取られたが、出入りの門を閉じるだけで地域を封鎖できるということだ。
・陳彬の死に関する捜査
警察は、事件当日に馬と呼ばれるチンピラと銭が陳彬の家を訪れたことを知る。意外とサクサク話が進む。しかし、「他に何か変わったことは」と聞かれるも、陳夫人は「写真が一枚なくなったこと」に関しては言わなかった。事件と関係があるとは流石に思わないし仕方がないだろう。
銭進に電話してきたフードの人物。
4話ラストで警察に出頭したフードの人物。事件の全てを知っており、小時としか話さないと言っている。警察は「他(彼)」と言っているし、あ、怪しすぎる……5話でも急展開ありそう。
銭進に電話し、警察に出頭した人物のパーカーの色はピンク。対して、陸光に写真を渡した人物のパーカーは青と黄色。別人っぽい。
双子を活用した入れ替わりトリックがある作品は多いが、色々なパターンが考えられるから面白い。面白いもんはなんぼあってもいいですからね。
青いパーカーの人物は陳彬の写真を手に入れていたりするので写真に関する能力で、とすればピンクのパーカーの方は”奪う”能力と操る能力だろうか。更に今回の話でピンク髪の家族は劉姓であることが分かったので、ピンクパーカーの正体は劉梟?
・挿入曲「Until It Dies」
歌唱:覃云
それにしてもS2は毎話新しい挿入歌が流れるんですが、どれも良い曲ばかり。
以下、歌詞と機械翻訳を少しいじった和訳。
I put my life on the edge(人生をギリギリまで追い込んで)
I battle the demon inside of my head(自分の中の悪魔と戦ってる)
Can't let it go until it dies(そいつが死ぬまで終わらない)
When I first started ain't nobody cared(最初は誰も気にしなかった)
Like running through the dark with eyes wide open(暗闇の中 目を見開いて走るようだ)
her sin burns like fire, and that's what he desires(彼女の炎のような罪こそが彼の渇望するもの)
what the [noise] is time, when the system's broken(ルールが破られた時 時間はどうなる)
He tries to fight the urge of an evil so unspoken(言葉にならない邪悪な衝動と戦おうとしている)
Sinking low now(今沈んでいく)
The light is all around him like a
Deep, deep hole now(光は今深淵へ沈む彼の周りに)
It's always all around him like a
Deep, deep hole now
The light is all around him like a
deep deep hole now
Sinking low now
And there's nothing I can do(何もできない)
And there's nothing I can say(何も言えない)
No there's no running away
From the darkness and the pain(暗闇と痛みからは逃れられない)
And there's nothing I can do
And there's nothing I can say
No there's no running away
From the darkness and the pain
Got me swimming with the sharks
With nowhere open(たとえ出口がなくても危険と踊らせて)
It cuts like a knife
and that's what we called life(俎板の上の魚みたいに それが人生ってものだろ)
Can I get it right this time(今度はうまくできるか)
Yet the system's broken(でもルールは破られた)
I'm swallowed up inside
By an evil so unspoken(無口な悪魔に飲み込まれた)
(以下省略)
・銭進の過去
警察時代、強盗殺人事件で妻を亡くしている。当時銭進の妻は妊娠していたらしい。妊娠中の妻を残して殉死した陳彬と状況は逆になる。
事件の回想と、
OP。これ銭進の過去の事件だったのか……。
その後容疑者は捕まったが証拠不十分で不起訴。その半年後、強盗殺人を認める内容の遺書を残して自殺している。この件に銭進が関わっているのではないかと噂が立ったため警察をやめ、法律事務所を開設したらしい。弁護士の資格も持ってるの?すごい職歴なんだけど。肖力曰く、正義感の強い人物で、特殊能力は持っていないだろうとのこと。銭進の妻も腹部を刺されて亡くなったようだが、赤眼とやり口が似ているような。
・喬苓の写真はどこで漏れたのか
ネット上に顔写真を公開していない喬苓が赤眼に乗っ取られた事件の進展。
徐姗姗へ電話し、彼女のスマホに喬苓の写真がないか尋ねると、時光写真館の前で自撮りした写真に映り込んでいるのが見つかった。この写真をネットにあげたり誰かへ送ったりしていないか記録を確認するが、形跡は見つからない。劉旻(傀儡)に履歴を消されている可能性もあるため、通信会社にも調査してもらうことに。警察が有能~~~!
結果、やはり事件当時にMMS(キャリアメール)でとある番号先へ写真が送信されていたことがわかり、捜査はその番号の持ち主へ繋がっていく。
その番号のスマホの持ち主は、劉蘭(リウ・ラン)。ただし、その人物は数年前に亡くなっているという。
シーン的にも住所的にも、劉蘭とはおそらく写真に写っている母親と思われる。複数の事件の捜査が同時に行われており、かなり入り組んできた感じがする。
劉といえば、劉旻とも関係がありそう。追記)なかったですねぇ…!劉姓の多さがやたらリアル!
・陸光のパジャマ(院内着)
胸ポケットに白猫の刺繍。小劇場の白猫陸光を思い出す。
追記)
ハオリン監督こんちには!時光代理人二期は翻訳して楽しみましたが、日本での放送もとても嬉しいです🥹♡
— NA (@srkr_na) 2024年3月27日
英都編も楽しみに待っています!
質問です。二期で陸光が入院中に着ているパジャマや英都編のビジュアルの猫の帽子は彼自身が選んだものでしょうか?
#HaolinBOX
公式グッズとしても発売されたこのパジャマ、監督のQ&Aによると小時がコーディネートしたものだそうで……ゴチソウサマデス!!(そしてこのタグで検索すると監督の一問一答が見れて幸せになれます)
・陸光の能力制限
体調が万全でないため、継続的な能力発動ができない。写真の中の12時間を見ることができるが、あまり先読みはできない感じ?
陸光が写真をことを隠していたのは、小時がこの状況でも写真の中にダイブすると言い出すだろうし、今の陸光に正しくガイドする力が足りないから。
・バタフライエフェクト
タイムリープ系には必ずと言っていいほど登場する概念。
今自分たちが認識できていないだけで、過去が改変され、現在、未来が変わっている可能性もある。
元々は蝶の羽ばたきが気象学的に影響するかという観測誤差の話だが、フィクション創作では小さな事象が結果的に大きな因果関係に発展することとして使用されている。
・小時の能力
今更ながら、写真に入る際に身体ごと消えるがどこへ転送されているのだろう。視力や運動神経などの身体能力も小時とリンクするという設定なので、内部にギュッと詰め込まれているような状態なんだろうか(想像すると気持ち悪い)。
実際、小時が中に入っているときの小希の脈を医者(中医学)が診ると、男性の脈だと言っている。
・中国漢方医学(中医学)
小希が連れてこられたのは西洋医学ではなく漢方の診療所。どうやらこれが初めてではないらしい。医師の名は秦。
中国と日本の漢方は生薬の種類が異なるほか、診察の方法も異なる。また、日本では医師免許は1つしかないが、中国では西洋医学と中医学で2種類存在する。
小時が「(作用も副作用も書かれてなくて)インチキだ!」と言っているが、年下?の陸光に「理解できないものを信じる必要はないが敬意は払え。いつも言っているようにもっと本を読め。知識が増えて攻撃的になることもなくなる」と諭される。親御さんですか?いいペアだ……( ◜ω◝ )