#Ⅱ-5 中国タイトル「最后的晚餐(LAST SUPPER)」
日訳:最後の晩餐
速報サイトでもないですし、ネタバレしたいわけではないので内容に関してはあまり触れませんが、自衛お願いします。(今更)
今回は赤眼兄妹の話の起点となる事件回。伏線であろうシーンが盛り沢山だった。
・作画スタッフ



脚本(剧本)は李豪凌、絵コンテ(分鏡)は陈绍宇(陳紹宇)、叶子。
・中国における「中二」
中二:いわゆる中二病のこと。日本の用語が輸入されてそのまま使われているが、意味は異なる。日本では、「自分には隠された力があると思い込む」とか「不良っぽい」という邪気眼に似たニュアンスで使う(最近はほとんど使用されないが)が、中国では「永遠に少年の心を持ち、周囲に馬鹿にされても諦めない熱血」のイメージで使うのが主流だそうだ。なので、ここでいう「中二病で熱血」は「いかにもな熱血少年」という感じだろうか。追記)吹き替え版で「中二病の熱血」とそのままでした。ちなみに日本の中学二年は中国では「初級中学二年」に相当する。

UFOキャッチャの時は指導せずとも無邪気に笑っていたがこの時は少女の演技が下手すぎる。陸光監督に表情管理してもらえ。
追記:吹き替え版の天辰、天希の声は村瀬さんが兼役で担当。オリジナル版とは違って声で判断できないようになっている。
用語については、はちこ氏の書籍が大変実用的だったのでオススメ。(「すばる」の魔道祖師特集の寄稿コラムも大変良かったのでオススメです。)
・中国の障害福祉の現状、中国手話
今回の話でこの兄妹の名前は李天辰、李天希(愛称として小希)、父親は李凡ということが分かった。
小希は話すことができないため、二人は普段手話でコミュニケーションをとっているようだ。※中国は夫婦別姓。母親の姓は劉だが、子供は基本的に父親の姓を名乗る。
手話は、国際手話というものもあるが、基本的に世界共通ではない。通常の言語同様、語族が存在する。それにしても、手話までわかるとは陸光さすがだ。今回習った手話は「我想回家(家に帰りたい)」。
本編で父親が暴言を吐くシーンにて、母親が「小希を特別支援学級へ通わせたい」というのに対し、父親は「どこにそんな金がある。女が家にいることに何の問題がある。いい妻、良い母親になることを学べばそれで十分だ。」と怒鳴り散らす。両親が手話を覚えないのもなんか違和感あるなぁ~。
中国:障がいを持つ子どもたちの差別や除外に終止符を | Human Rights Watch
この兄妹が双子だとすれば、障害が理由で妹は学校に行けていないのだろうか。町のバリアフリー化も遅れているため、社会で障害者が生きていくのはまだ時間がかかりそう。
・陸光との連絡が一時的に途絶える
兄から手話を習う時、少しの間陸光と通信が途絶えてしまう。色々な可能性が考えられるが、「兄(天辰)に触られていた時間と重なる」というのがキーポイントか。
・陸光に何らかの問題が発生した(本人に自覚がないor意図的に隠している)
・小時に何らかの問題が発生した(能力者による能力への干渉or自身の能力の不調)
などの可能性。
・つらい

この光と影の対比よ。
考察でもなんでもないが、本当に辛い内容だった……。アニメの最後に家庭内暴力への啓発動画も流れましたが、本当にリアルでした。追記)吹き替え版は父親の暴言がマイルドになった感じがする!あとオリジナル版最後に挿入されていた家庭内暴力に関する啓発CMが削除されました。
中国の制服:1期の小時と陸光の出会いのシーンで二人が着ていた制服?は、日本の制服のようなカッターシャツにスラックスだったが、中国の制服はほとんどの場合日本でいう体操服(ジャージ)である。天辰が来ているタイプが一般的な制服。
・新しい友達(新朋友)
池に落ちた天辰のサッカーボールを自ら飛び込んで取ってくれたかっこいい友人。黒髪だったが、彼が劉梟なのだろうか。追記)吹き替えが花江夏樹だあああああ
母親に友達は選ぶようにと言われ、顔を曇らせる天辰。
・最後の晩餐

麻婆豆腐、東坡肉、青椒肉絲、蕃茄炒蛋、魚の煮込み、あと空芯菜?の炒めもの?おいしそう。中国って毎日こんなに沢山おかず作るんだろうか。
警察の調査でこの両親は7年前に殺人事件で亡くなっていることが分かった。しかし、亡くなっているのは劉蘭と、その夫である李凡もだった。つまり、今回の家庭内暴力が原因で母(劉蘭)が死亡したという話ではなさそうだが、小希に入った小時が過去を改変してしまったのであれば、もう分かんねえなこれ。
タイトルの「最後の晩餐」といえばダビンチの絵で有名なキリストと使徒の食事からだろうが、そうするとこの中に裏切り者がいる……?
・ポラロイドカメラ
ポラロイド600 cool camに似たフォルムをしているが、実在モデルではなさそう。

カメラをリビングに置きっぱなしにしていたことに気づいた母(劉蘭)がとっさにぬいぐるみで隠し、父に尋ねられても「知らない、買っていない」と隠そうとする。これがきっかけで父親と喧嘩が始まってしまう。小希のために自分で買ったものだと話したが、表情や当初は買っていないと言った事などから、周老師という人物からもらったものと推測できる。
・周老師(先生)

前回の考察で書いたとおり、小区(居住区)は保安上、管理人がいる門を通らないと出入りできず、誰が出入りしたのかは全て記録されるようになっている。中国ドラマ見ててもタバコやお酒を贈るシーンはよくある。
父親は、その管理人からある男(周老師)が贈り物を持ってまた来ていたと聞いて、浮気を疑っているようだ。プライバシーが全くない。
周老師は小希の特別支援学級への進学を支援しているようだが、何者だろうか。
・ぬいぐるみーー!!!
クレーンゲームで手に入れたが、早速ビリビリに破かれてしまった。OPに登場しているぬいぐるみなのでキーアイテムかと思っていたが、今後この過去はどうなっていくのだろうか。
・どっち?

取調室で対面した子供は嗄声(かすれた声)で李天希と名乗った。これがあの妹の7年後の姿?喋れるようになってるし、天辰が憑依してそうだが、どういう状況なんだろう。
母親に小希と呼ばれていたが、中国では年下の人を呼ぶ際の愛称(~ちゃん呼びに相当)として「小+名前から一文字」で呼ぶことがあるので、本名は李天希だったということになる。追記)吹き替え版はそもそもずっと天希と呼ばれているので混乱がなくていいですね。
・輩行字(はいこうじ)
近年の日本では少なくなったが、中国では名付けで輩行字を使うことが多い。天辰・天希のように兄妹で同じ名前を使うことはよくあるようだ。

