#4「告白」(中国タイトル「告白」)
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09PZ8J99D/ref=atv_dp_share_cu_r
ネタバレを含むので、是非本編を見てからメモを読んでいただけるとうれしいです。
・名言
风吹动了我的头发,教我如何不想她? ーーー刘半农
(そよ風が私の髪を揺らすと、彼女のことを思わずにはいられない。)
劉半農 - Wikipedia(1891年~1934年)
今回は写真家ではなく詩人。詩「教我如何不想她」の一節より。この人がこの詩で女性の人称代名詞「她」を使うまで「他(彼)」しかなかったらしい。
・作画スタッフ
脚本(剧本)は李豪凌、絵コンテ(分鏡)は邵宇、張予夏、朱林正。
今回は瀾映画のほかに麦冬映画というスタジオもクレジットがある。かなり分担して作ってるんだなあ。
・これまでのあらすじ
全部既存シーンかと思いきや、3:00頃からの陸光の説明は新規カット。過去を変えても分岐点の結果をいじらなければ問題ないとのこと。他ジャンル等で「特異点」などと呼ばれるようなもののことか。
追記)なんでそんなに詳しいんですかねぇ?
・過去を変えがちな小時
小時の眼を借りて現代から静観している陸光に対し、小時は過去へ遡り感情や記憶を対象者と共有しているため、対象者に寄りがちな思考を持っている。それでも、潜入(ダイブ)中は陸光の指示だけが頼り。
・コスモス
波斯菊(波斯とはペルシャのこと)は日本では秋の花とされるが中国では夏に咲くようだ。花言葉は色々あるので敢えて考えないことにする。
・劉萌(リウ・モン)
バスケ部キャプテンの陸鴻斌(ルー・ホンビン)、そしてその妹の劉萌(リウ・モン)は名字が異なることからも分かるように異父兄妹。
時期的に考えると一人っ子政策の期間中と思われるが、夫婦の組み合わせが異なれば問題なかったようなので、子供を多く欲しい家庭では離婚再婚を繰り返して規制をかいくぐっていたのかもしれない。
・指切り
劉萌と陳瀟が約束をするシーンで指切りをしている。指切りは中国では「拉钩(lā//gōu)」といい、日本と同じように小指を絡ませて歌をうたうようだ。ただ、日本のように嘘をついても「げんまん(拳万:げんこつを万回)」「針千本」といった罰則はない。
・中国のド定番家庭料理
咸鶏・・・(鶏の塩漬け干し)
清蒸鮮鲫魚・・・(フナの中華蒸し)
炒了个青菜・・・(青菜(ここでは空芯菜?)の炒めもの)
と、思しき料理。そして炊飯器(ごはん)!!
・長寿麺
中国では古くから『誕生日に麺を食べる』という習慣があり、「長寿麺」「寿麺」と呼ばれている。
・2008年5月12日
自分がこの話を視聴した日がまさに5月12日で、奇妙な偶然に鳥肌が止まらなかった。
実際に地震があったのは昼間なので、完全な史実とは一致していない。
中国語版では、陸鴻斌や陳瀟の母などは四川訛りで喋っており、ここで勘づいた視聴者もいたようだ。
中国の放送は基本的に標準語(いわゆるマンダリン)で放送することが義務付けられているが、訛りである必要がある場合は訛ることもあるんだなぁ。
中国ドラマあるある問題 第一弾 ~なぜ本人の声ではないのか~|Cinem@rt記事一覧 | アジアをもっと好きになるカルチャーメディア
・小時を止めようとする陸光
ここで冒頭3:00頃の説明に回帰する。死という逃れられない分岐点を変えようとすれば現在に影響し自分たちが消えてしまう。